こんばんは
今日はレギュラー・コーナーへ行く前に、昨日のカミさんとの馴れ初めに引き続き、翌日、即ち10年前の今日に当たる、福岡に本拠地を置いてからのホークスの初優勝について、またまた短編小説もどき風につづってみます。
“福岡ダイエー・ホークス、初優勝
〜あれから10年も、この先10年も…〜”
前日、澄華と出会った以外は最悪の事ばかりだった僕は、イヤな事を忘れるべく、午前7時に品川埠頭の作業に臨みました。
作業開始前、仕事仲間と軽く打ち合わせしたり談笑したりの中、誰かが持って来た日刊スポーツに、耳寄り情報を発見しました
“ダイエー新浦安店にてホークス戦の街頭中継予定”
この日、優勝マジック2で迎えた福岡ダイエー(現・ソフトバンク)ホークス、マジック対象チームのライオンズをオリックス・ブルーウェイブ(現・バファローズ)が下しホークスが勝てば、創設11年目にして初優勝するのです。既に心は新浦安へ、何だかワクワクしてきました
しかしはやる気持ちを抑え、道具を手にして作業場へ…。
午後5時、作業は残業へ…。ただ、それ程の難作業でも無かったので、自分だけ帰る事が出来ない訳では無かったのですが、ひとりだけサッサと帰っちゃうと何だか罰が当たりそうな気がして来たので、仲間と足並みを揃え、夜勤者と交替する7時まで居残る事にしました。
夜勤者と交替で帰る準備をしていたら、ラジオで秋山幸二外野手(現・監督)が初回に先頭打者ホームランを放ち、ホークスが先制したとの朗報が
更にブルーウェイブが勝利し、マジックがついに1となったと
「もう信じても良いよね? 浮かれても良いよね?」
僕は天を見上げ、野球の神様に確認を取りました。
1997,8年、ホークスは良い感じで勝ち進み、優勝争いを繰り広げて来ましたが、僕が浮かれ出した秋になってから、失速してしまいました…
古くは1986年、まだ巨人ファンだった頃、巨人は勝利数では他の追随を許さず、優勝確実と信じていたのに、ピッタリ追いすがる広島東洋カープが勝率で上回り、大逆転優勝を許してしまいました…
そんなトラウマから開放された様に思えた時、喜び勇んで品川駅まで自転車を走らせ、山手線→京葉線ルートで新浦安へ向かいましたが、4回表に先発の若田部健一投手が、マイカ・フランクリン外野手に逆転満塁ホーマーを打たれた事を、ダイエー球団のテレフォン
サービスで知りました…。
「馬鹿田部めぇ〜
」
と、心の中で恨み言をつぶやき(若田部サン、まさか読んでますか…? 普段は“若様”って呼んでましたから…m(__)m)そして、
「やっぱり駄目なのか…
」
と、隠れていたはずのマイナス思考が、また顔を出してしまいました…
複雑な思いを巡らせたまま、4年前に作業で来て以来の新浦安に到着、早速目の前のダイエー店内に入ると、モニターが設置された吹き抜け部には人だかりの山
みんな何かしらのホークス・グッズを身に着け、試合に見入ってます。中には私設応援団よろしく、モニターから聞こえる球場の音に合わせピアニカ(鍵盤ハーモニカ)で応援歌を奏でる大学生の姿も…。
ひとまず最後列にて立ち見、作業道具を叩きながら応援していたら、7回裏に小久保裕紀内野手の同点ホーマーが飛び出し、店内からは大歓声が
そして迎えた8回表、ピッチャーは若田部選手に代わり、セット・アッパーとして不敗神話を築いて来た篠原貴行投手がマウンドに上がり、一気にヴォルテージが高まりましたが、0アウト一・二塁とピンチに陥りました…。
しかしソコは不敗神話の篠原選手、後続を併殺と内野ゴロで断つと、その裏に井口忠仁(現・資仁、マリーンズ在籍)の勝ち越し特大ホームラン\
/ 店内は更なる大歓声が
いよいよ最終回、1アウトより守護神のロドニー・ペドラザ投手が登場
ペドラザ選手が投げる度に、頭の中で様々な思い出が…。
19X0年代、緑色が好きで南海ホークスの帽子をかぶっていた子供の頃の事
1986年に初めて後楽園球場でファイターズ対南海ホークスの試合を見た時、ホークスが惨敗した事
1998年終盤に実家の飲食店開店準備に追われ多忙だった頃、ダイエーへの身売り&福岡への本拠地移転を聞いた事
1990年に野球に興味無いながら『がんばれタブチくん』くらいは知っていた弟に、監督としての苦労で痩せてしまった田淵幸一氏の写真を指差し、誰なのかとクイズを出し見事に当てられた事
1995年に監督に就任した王貞治氏が、翌年成績不振で生卵を投げ付けられる恥辱にまみれた事
1998年はあと5試合を残し、そこで1勝すれば単独Aクラスになれるところを全敗、しかも最後の2試合を幕張&所沢で見てしまった事
同年の大阪球場の閉鎖イベントへ行った事
直後に発覚したスパイ事件
そして生応援を本格的に始めたこの1年間の事
など、いろいろと思い出してしまいました…
ウルウル
涙が溢れそうな状態で戦況を見守りましたが、午後8時46分、ペドラザ選手が最後のバッター・藤島正剛内野手から三振を奪うと、福岡ドームと同じ様に大歓声とジェット風船が乱舞し、僕は大声を上げながら、一気に嬉し涙をこぼしました(感涙
)
モニターの向こうでは選手がマウンド周辺で抱き合い、続いて王監督の涙の胴上げが始まりました
更に若い野手陣を背中で引っ張り続けた秋山選手、バッテリーを叱咤し続けた工藤公康投手(現・ベイスターズ)も、続けて胴上げされました(また感涙
)
ペナント授与式、記念撮影の後、場内1周が始まりましたが“関東の鷹党も、地元のファンに負けないくらい熱かったんだぞ
”と、モニターの向こうのスタッフやナインに届けとばかり、我々は大きな声援を感謝とともに送りました。
そして新浦安店の店長と思しき方が現れ、その場で感謝セール開始の音頭が取られました
同時に、スタッフの方々からドリンクが振る舞われました
(←僕はアルコール類では無く、コーラだかサイダーをゲット
)
店外では、今は無き私設応援団体・黒いユニフォームの“関東荒鷹会”の方々が“二次会”を催していました。
球場さながら太鼓とトランペットが用意され、球団や選手の応援歌を歌いまくりました。
途中、南海ホークスの緑とピンクの球団旗が振られ『南海ホークスの歌』が演奏された時、ファンの間からは一際大きな歓声が上がりました
大盛況のうちに二次会が終了、このままもっと余韻に浸りたかったのですが、まだホークス・ファンの知り合いが少なかったゆえ、恵比寿の自宅まで帰る事にしました。
あの日のホークス

1999年9月25日(土)
福岡ドーム
ホークスvsファイターズ(26回戦)
ホークス17勝8敗1分
F000 400 000 4
H200 010 11X 5
勝…篠原貴行(14勝0敗0S)
S…R.ペドラザ(3勝1敗24S)
負…金村曉(3勝1敗1S)
ホームラン
ホークス…秋山幸二12号,小久保裕紀24号,井口忠仁14号
ファイターズ…M.フランクリン30号
三塁打
ホークス…柴原洋
詳細
ホークス…9安打6三振5四死球 0盗塁0失策8残塁
ファイターズ…6安打8三振2四死球 0盗塁0失策4残塁
球審…川口亘太
試合時間…2時間43分
観衆…4万8000人
翌日、また休みになったので、午前中に東京ドームへ足を運び、夜の巨人対スワローズのチケットを購入しようと思いましたが、既に売り切れでした…。
金曜日、澄華が帰りの中央線各駅停車の中で、
「日曜日のチケット、まだ有るよ
」
と、言っていたので期待したのですが、僕がホークス優勝で浮かれている間に、売れてしまったんでしょう…。
その足で、埼玉県の和光市まで行きました。
由美恵や澄華と出会う前まで、僕はずっとモテなかった訳ですが、その為に時々若手女性タレントのイベントへ遊びに行き、空っぽの心を満たしていました。
一週間前の吉井怜嬢に引き続き、この日はレコード店へ新曲キャンペーンに来ていた、演歌歌手の水森かおり嬢に会いに行きました。
かおり嬢の優しい笑顔と、透き通る歌声を堪能しました。
この後、僕の周囲の人間の運命がどう展開するかも知らずに…。
〜Episode:00・完〜
お待たせしましたm(__)m レギュラー・コーナーへ参りましょう。
さのかづみの
『あたかも生で見て来た様な顔でつづる鷹&燕ダイジェスト
』
今日のホークス

福岡ヤフードーム
ホークス0vsファイターズ0
あの日のメンバーで、現在も現役なのは小久保裕紀&本間満内野手、柴原洋,松中信彦&村松有人各外野手しかいません…。しかも現在一軍登録は2人だけ…。
先頭打者ホーマーの方は監督、あとはコーチやスタッフへ転身したり、他球団へ行ったり、在籍していても当時はまだ二軍だったり…。
後世のメンバーにあの日の事を伝える為にも、今日は勝ちたいところでしたが…。
ホークスは0‐0で迎えた9回裏、1アウト一・二塁のチャンスを作るも打席で足を捻った本多雄一内野手が併殺打を放ち、試合はそのまま延長戦に突入します…。
12回、2アウト二・三塁と一打サヨナラ勝利の場面を作るも、主将・小久保選手が三振に倒れ試合終了、首位攻防初日は熱戦の末、引き分けに終わりました…。
明日の予告先発
ホークス…杉内俊哉
ファイターズ…八木智哉
於、福岡ヤフードーム
ホールトン選手に続きエースも中5日で、この大切な試合に臨みます。
明日こそ勝利を掴みましょう
ちょっとスワローズ

神宮球場
スワローズ5vsベイスターズ2
勝…館山昌平(15勝6敗0S)
負…S.ランドルフ(4勝2敗0S)
ホームラン

スワローズ…田中浩康4号
スワローズは2点差の4回裏にアーロン・ガイエル外野手の2点タイムリー二塁打で同点に追いつくと、続く5回裏には田中浩康内野手の2ラン・ホームランで勝ち越しに成功、6回裏には相川亮二捕手の適時安打で駄目を押しました


投げては先発・館山昌平投手(写真)が1ヶ月振りの白星を完投で飾り、リーグ・トップに並ぶ15勝目を挙げました
ベイスターズは最下位が決定しました…m(__)m
本日スティーブン・ランドルフ投手が勝った暁には、
“ランランラン ランドルフは テンテンテン 天使の羽〜
”
と、歌おうと思ったのですが…って、シッカリ歌ってるm(__)m
〜責任投手,予告先発投手,ホームラン打者&審判員の名前は、敬称略で…m(_ _)m〜
今日はこのトピック…って言うか短編小説もどきを書いて、泣いています…
更にあの日の事を取り上げている鷹党諸兄の日記を閲覧させていただいき、また涙…

昨年王さんが監督を辞めた時、正直なところ鷹党を続けるか否か迷いましたが、結局愛着の深い鷹ナインに対し、今日も球場で声援を送っています。
渡辺美里女史の『10years』の歌詞では無いですが、
あれから10年も
この先10年も
い〜年こいてもホークスを応援しているのでしょう…。
少なくとも、鷹対燕の日本シリーズを見るまでは…。
おやすみなさい